「ゴーマニズム宣言EXTRA 挑戦的平和論」
(小林よしのり著、幻冬舎)
ゴーマニズム宣言は漫画家が言論界に土足で踏み込んで来たとその界隈では大好評のものですが、読ませる技量があって面白い(?)のだから仕方がない。この漫画家に一言も二言も言いたい人はいるだろうが、しかし言っている事は面白い。ふざけた表現が多用されるが、そこを面白いと思うかどうかである。
そして本質は硬派であろう。全てを捨てて漫画を描いているのだから、自分の身がかわいいサヨクやポチ保守では歯が立たないのは当然だろう。
かつての有名なギャグ漫画家の人々の多くが精神的に疲れて業界や人生を去って行ったのとは対称的に、今でも精力的に活動している。全くの奇跡とも思える。
さて、心情的には小林氏に賛同するものは多いだろうが、世の中の流れとなるまでには至らないと思う。そうなれば面白いと思うのだが、世界の支配層と戦うだけの体力はまだないだろう。小林氏の系統の思想が世界に拡がれば面白い世の中になると思うのだが。
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