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2006年1月 8日 (日)

「太陽の汗」

(神林長平著、ハヤカワ文庫)

 世界通信社のスタッフ、日本人のJHとアメリカ人のグレンがペルーで調査をしていく状況を、JHとグレンの両方の視点で描いていく。JHは日本語しか、グレンは英語しか、ペルー人はスペイン語または現地語しか理解できないが、この世界では自動翻訳機がその仲立ちをしているという設定である。
 ところが、グレンとJHが別々に行動をする羽目になってから事態はおかしくなっていく。グレンの認識とJHの認識がずれてゆく。そして徐々にJHの世界が溶けて別の世界に飛ばされたような感覚になっていく。そして、最後はJHは全く次元の違う世界で目を覚まし、そこで物語りは終わる。
 まさに神林ワンダーランドというべき現実と認識のギャップの魔術である。現実の世界の名称が使われている、神林作品にしては珍しい設定であるが、世界が徐々に変質していく様を描く本作もさすがといったところである。

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