「仏教vs.倫理」
(末木文美士著、ちくま新書)
仏教の倫理性欠如という刺激的な文言は、読書魂を惹きつけます。
最近の日本社会における道徳・倫理が摩滅している様に見える件については、仏教を始めとして宗教は皆適用できない。
宗教は超・倫理であると。
そして葬式仏教は実は非常に意味があることではないのか、とも。
究極の他人である死者を我々は忘れてはいけないという指摘には感服しました。
生者だけでは世界を維持していくことができるのか、できないのではないか。
この本は人間とは何かを問い直してくれる本です。
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