異議あり!(3)
これも歴史をちゃんと学ばないとわけがわからなくなるお話。
現在中国、韓国、インドその他大勢の国々は、日本から技術を導入したいわけです。
そこで日本が過去に欧米から技術を学んだことを例にとって、「僕達も日本のように先進国から技術導入したいんだ。教えてくれ、いや教えるべきである。日本が欧米からそうしたように」
とか言うわけです。
ところが彼らが知らないか、知っていても無視している事象があります。
それは「日本は技術導入をする際、莫大なロイヤリティーを払っている」ということです。
戦後、欧米の企業から技術を提供してもらう際に、10%のロイヤリティーを払ったなんてざらです(現在の世界の相場は1~3%。5%だと「すごく高いね」になる)。それだけの血潮をかけただけの価値はありましたが。
明治維新のときでも欧米先進国の文物を学ぶ際に、教師役となる人には世界の相場の倍を出してでも来てもらっています。有名な人がたくさんいますので、この方法は成功したと言えるでしょう。
ずっと過去に遡ると、種子島(鉄砲)の技術を教えてもらうために、種子島氏は、漂着スペイン船の人に、わが娘を人身御供として差し出した話は、それなりに有名。
日本に技術を学ぼうとする人は、それなりの対価を払ってくれるんでしょうね?
ただでってのは、結局自分のためにならないと思うけど・・・
それとも、日本から技術をもらうのやめて、欧米から技術をもらってみる?
日本がそうしたと言うなら、君達も欧米から技術もらったら?
以上、ちょっとした苦言でした。
外国との交渉担当者は歴史を学ぶこと。
必須科目だぞ。
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