「「脳」整理法」
(茂木健一郎著、ちくま新書)
「脳」で有名な茂木先生の著書です。
世界の理解に必要な「冷たい知」である「世界知」と、生きていく上で必要な「熱い知」である「生活知」。
この二つのバランスの必要性を著者は説きます。
また、生きていく上では、偶然と必然の間の微妙な「あわい」領域=偶有性の読みの良さが必要であるとも説きます。
脳の使い方如何で生き方が変わるのです。
「セレンディピティ」の説明も秀逸です。
セレンディピティは「偶然の幸運に出会う能力」とされますが、「行動」、「気づき」、「受容」が偶然を必然にするセレンディピティを高めるために必要だと。
ここで、著者は言います:
偶然素敵な恋人に出会う能力と、偉大な科学的発見をする能力は、じつは同じである。
もうこの台詞を紹介したくて書いたようなものです。
この本にはいろんなヒントが隠されているように思われます。
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