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2006年4月 8日 (土)

「古代史」封印された謎を解く

あまりに意外な「あの人物・あの事件」の真相とは?

(関裕二著、PHP研究所)

 この本のテーマの一つに「日本書紀が編纂された目的は何か?」があります。
 通説では天武天皇のために書かれた事になっているが、実は持統天皇・藤原不比等のために書かれたものだったのではないか、と。
 日本が律令制に移行する前夜、ヤマトの朝廷では何が起こっていたのか。
 そこに蘇我、物部といった、実はヤマトの正統王家と、実は滅亡百済王家に乗っ取られた中臣家(後の藤原家)の暗闘があった。乙巳の変(大化の改新)、壬申の乱と流れて行き、最終的に裏技で藤原不比等が主導する当初考えられていたのとは似ても似つかぬ律令制が敷かれてしまったのではないか、と。
 その後日本という国を私物化した藤原家は、現代に至るまで名家であり続けるのです。しかしながら後ろ暗い印象を拭い切れないのは、藤原家の歴史に根差すものかも。

 なかなか面白い本です。

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» ヲシテ文字が消されたわけ その1 物部氏 [びーちぇの「ヲシテのクニ」]
前にも書きましたが、消えたのではなく、意図的に消されたのです。 現代でもよく言 [続きを読む]

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