ボランティア(助け合い)考
☆一身独立して一国独立する(福澤諭吉)
自らの足で立てぬ者、自らの足で立てても他人を背負うことの出来ぬ者は、他人を助ける資格は無い。こう言った時、友人の○ちゃんは憤ったものである。一人前でない者は他人を助けてはならぬのか、と。
おおまかには、是、と答える以外には無い。
小生の考え方は二次災害の概念を用いると分かりやすいと思う。現地の状況把握が出来ぬ者、力不足の者は、救助隊として残念ながら失格なのだ。
ボランティア(助け合い)団体が利益を出してはいけない、という思考法が過去にはあったようだが、現在では利益を得ることについては受け入れられている様である。利益を出さないということは持続力の欠如となり、被保護者にとって却って混乱を招く事態とならざるを得ない。
他人を助けようとする意思は尊い。
しかし、実力が伴わねば子供の夢の如く儚い。
志ある者は、従って己を鍛えねばならない。
貧者の一灯というのは、小生は必ずしも否定するものではないが、適用範囲は要するに極めて限られているだろう。
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うんうん、そうっすねぇ~。
ボクも持論として、需要の無い事には価値を与えられないという考えをしています。
逆に言えば、誰かにとって必要なことならば、必ずそこには価値という報酬が発生して良いと思います。
ボランティアという名の下に全く不要な活動に寄付金を集め不当に継続するなんて・・・
まるで批判を集める地方行政のようですなっ。
投稿: 一日一丼 | 2008年11月10日 (月) 10時05分