焼畑商業
とあるバー&喫茶店。
常連のお客さんが会話中。
「昔、教科書に焼畑農業ってのがあったけど、この前焼畑商業ってインターネットで検索してみたらあるんだね、これが。
焼畑商業 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%84%BC%E7%95%91%E5%95%86%E6%A5%AD
焼畑商業(やきはたしょうぎょう)とは、焼畑(式)農業のように、期待した収益の上がっている間は店舗を構えてその地で小売業を続けるが、近隣に競合店舗ができたり、新しい道路が整備され交通条件が変化するなどにより、店舗運営効率が悪化すればその店舗を閉鎖し、「畑」を替えるかのように他の地に出店する、大型店の出店方式を比喩(ひゆ)的、かつ批判的に表現した用語。
血も涙も無いというか、愛は無いよな。」
「あれや、イオン砂漠とか言うやつやな。あれ来るとシャッター商店街になるんや。ほんで、腹立つんわ住んどる人が少のうなって儲からんようになったら逃げるんや。ほんまえげつないわな。」
「地方だとそんな感じだけど、国単位でも同じ話になるよ。ほら産業空洞化ってやつ。どんどん労賃の安い国に工場を建てていって元の国では工場閉鎖して失業者が増える、と。」
「知り合いが、そうなったら途上国の人の生活水準が上がるからええやろ、とか言うとったけどな。ま、一つの見方ではあるわな。」
「ああ、そいつに失業した人はどうすんだって聞いたら、世界で通用するように勉強すりゃいいんだってさ。まあ優秀な奴だからな。能力の低い人間は路頭に迷っても仕方ないって考えなんだろ。」
「役に立たんもんはすっこんでろ、かいな。きついのう。そやけど、失業するもんが増えたら経済が悪うなるんちゃうん。わけわからんわ。」
「資本持ってる連中が金儲けに走ってるからなあ。地球の広さにも限度があるしなあ。そのうちこけると思うよ。」
「世界中の森と田んぼを潰しといて、しまいには荒地かいな。欲の皮が突っ張っとるもんが好き勝手やっとったら、元にも戻らんな。そのまんま昔話にありそうや。」
「世界中で森林とか田畑とかなくなったから、洪水や異常気象が多発してるからなあ。そのうち金持ち連中もまずいって気が付くといいけど。」
「その前に地球がすねそうやわ」
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