「アクセル・ワールド 1 -黒雪姫の帰還-」(川原礫)
最近はこういう中高生向けのライトノベルはなかなか読む機会が無かったのですが、アニメも人気なようだし、帰りの新幹線は2~3時間あるからちょうど良いかな、と思って読んでみたのです。
うん。
中二病全開だ。
痛い。
しょっぱい。
しかし展開というか間がすごい。
主人公が中二どころか中一なので、本当に痛い。
しかし、これが胸が痛む方の痛いだから敵わない。
旋律というか伴奏がしょっぱい。
人間の負の感情とかそんなものがずしっと黒く塗られていて、ひょっとしてヒロインの黒雪姫の黒もそんなところから来ているのかもしれない。
黒雪姫こそ中二だ。
これが紙一重で主人公の銀色の光に昇華している気がします。
こういった展開は一歩間違えると浅く浮薄な話に堕してしまうのに、きちんと重みを付けて厚みを出しているのはこの作者の筆力なのでしょう。
すごいです。
途中読んでいてあまりの痛さに沈み込み、展開のしょっぱさに打ちのめされましたが、読後感は、あ、これすごい、でした。
さて、このシリーズ今11巻あるんですよね。
どうしたものだか。
7net: http://www.7netshopping.jp/books/detail/-/accd/1102555141/subno/1
« 【NHKラジオ第1】ワールドネットワークはヨーロッパ選手権開催中のポーランド | トップページ | 【宇宙戦艦ヤマト2199】第二章今日から上映開始 »
« 【NHKラジオ第1】ワールドネットワークはヨーロッパ選手権開催中のポーランド | トップページ | 【宇宙戦艦ヤマト2199】第二章今日から上映開始 »
コメント