「日本人は、なぜ世界一押しが弱いのか？」（齋藤孝）

「日本人は世界一押しが弱いのではないか」と問われれば、世界一かどうかはともかく。相当押しの弱い部類だということには、国内外問わず同意が得られるのではないでしょうか。

　から始まる本というのもなかなか。

　私は「そもそも押しが弱い人々が、大陸から押し出されてきて日本列島という端っこに住みついた」という仮説を思い切って立ててみました。

　同意。
　というか、小生でも前からそう思っていた。
　というか、小生でも思いつくんだから結構な人数思っていたんじゃない？。
　というのは流しておきましょうか。

　精神が弱けりゃ肉体も弱い。
　「自己実現」みたいな西洋人向けのものが、そもそも合っているわけないのでありました。
　「ゆとり」とか「個性」とか美しい言葉ですが、ここ数十年の試行錯誤で日本人には向きそうも無いことがわかってきました。
　あと、日本人らしさは日本語が作るというのもうなずけます。

　第4章で、弱い日本人が生き残る道はあるか、という投げかけがあります。
　まずは今までのようにまじめに正道を進んでがんばるということしかない、ということなんでしょうね。
　まずは「日本人は弱い。そこからどうするか考えてみよう」という方向でがんばってみましょうかね。

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