生物が他者の感情を理解していることこそが奇跡じゃないか
◆大津いじめ自殺 教育長が「こっちも被害者」と発言
◆大津中2いじめ自殺 加害少年Bの家庭崩壊「離婚します」と母
◆【速報】民主党政権、中2いじめ自殺の学校を「いじめ対策の最もうまくいってる学校」に認定していた
(移譲記章さん経由)(*1)
なんといいましょうか、温泉を掘り当てた如くですわね。
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ちょっと与太話。
人類を含め動物は意識を持っているけど、生物といえど原子や素粒子で構成されているわけであるから、意識もそこから生じているのは間違いないだろう。
ざくっと考えると、素粒子が構成する場や組み合わせが意識の基本的な素子を形成しているとしても、そんなに離れてないと思う。綿密な考察や証拠はないけど。
その素子の積み重ねや、素子群の関係性などが積もり積もって、意識や記憶や感情などを形成するんじゃないかな。証拠はないけど。
個体ごとに素子の組み方は違うので、例えば異なるプラットフォームに異なるOSが載っていて、けれどもマックでもウインドウズでもソリティアが遊べますよ、と。
人類とか動物とかも同じような感じかもしれない。全く違うハードでOSも異なっているのに、何故か話が通じる。
人類でも動物でも幼生から成体に成長する際に、自らの内部にある意識の素子を増やしながら組み合わせながら成長するんだけど、外部からの刺激の入力による成長促進はあるとはいえ、あくまでも自己内部で成長しているはずなんです。
何が言いたいかというと、どんな生物でも他者の素子を利用した自己成長はない。
すなわち、他者の意識や記憶や感情を自己が有することはないはずなんです。
言い換えると、人類も生物も他者の気持ちがわかることは、理論的にはない。
しかしながら、人類も生物も、あたかも他人の感情が理解できるように振舞うことができる。
これは実は奇跡なのです。
すなわち、全ての生物は、本質的には他者の感情を把握することはできない、というのが本日の補助線です。
いじめていた子供やその親が、自分たちの行為がいじめであると最後まで理解できなかったのは、その人たちの能力が欠けていたからでは、多分ない。
理論上は他者の意識をなんら気にせずに行動することが可能なのです。いじめでも生命を奪うことでも。
逆に、何故人類および生物は、いじめたり生命を奪ったりすることを非とすることができたのか、それを考えたら新しい地平が開けるのではないかと。
続ける気力があったら続けます。
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(*1) 移譲記章: http://abnormal.sakura.ne.jp/
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