【しろぎつね仮説】中二病
中二病というのがある。
伊集院光氏が広めたようなものであるが、ざっと言うと自らが天才と感じる状態である。
希望。
17歳の闇というのがある。
17歳が行った世間に衝撃を与えた社会的犯罪群を言うが、これもざっと言うと世界が愚かだと感じる、憎悪が表された状態だと思う。
絶望。
(ちなみに17歳の闇と高二病とは異なるようである)
なぜこれを持ってきたかというと、しろぎつね分類の第5列が嵌っているのではないかと思われるから。
第5列のマスメディアは、中二病と17歳の闇が多く観測される。
・こんなかっこ良いこと言う私って、最高。(希望)
・この私の至高の思想を愚民はわからないのか。(絶望)
これはマスメディアだけでなく、宗教や教師といった第5列の類の人間が陥る罠。
第5列は視聴率や発行部数や信者数などの人の耳目や人気を集めるために存在する機構で、目的のためならば親をも売り飛ばす勢いではあるが、個々の構成員の行動にはエンジンが要る。
だから時々中二病的な記事の他、17歳の闇的な記事を展開することがある。
戦中の英語排斥運動は新聞が起こしたものである(新聞は軍部のせいにしてほっかむりしているようだが)。マスメディアが中二病的に調子に乗って展開してしまったケースである。
20世紀後半、珊瑚の傷を新聞に載せ「誰がこんなことを」という内容の記事があったが、実は当の本人の自作自演だったということが明らかになったケースがある。環境保護を推進しようとするあまり、愚民に示そうとしたのだろうか。殺人までは行ってはいないが珊瑚を殺し(珊瑚も動物である)世間にアピールする、まさに17歳の闇である。
第5列は人気が全てである。
ただ構成員は正義を希望しているのである。
希望が失われれば絶望が始まる。
当然これは他の各列も陥る罠である。
今回わかりやすく第5列を挙げたものである。
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