「世界は宗教で動いている」(橋爪大三郎)
「ビジネスマンなら、宗教を学びなさい」
で始まる橋爪先生の宗教講義。
次の6つの章で構成されています。
第一講義:ヨーロッパ文明とキリスト教
(イエスの父はヨセフか、それとも神か)
Godが主で人間が被造物なので、いわば主人と奴隷の関係。
というのが橋爪さんの議論。
第二講義:宗教改革とアメリカの行動原理
(ウオール街の”強欲”をどう考えるのか)
「愛や契約が大事なのは、そうしなさいと神が命令したから」
(p.110)
成功は神の恵みという考えらしい。
第三講義:イスラム文明の世界
(イスラム教は平和のための宗教)
世界統一宗教というべきかも。
第四講義:ヒンドゥー教とインド文明
(カーストは本質的に平等)
神の化身とかヒンドゥー教は不敗だ。
第五講義:中国文明と儒教・仏教
(儒教はなぜ宗教といえるのか)
中国はCU(China Union)ですよね。
第六講義:日本人と宗教
(カミと人間は台頭の関係)
日本人は、人間が「造られた」とは思わない。
人間や世界は「自然に生まれた」と思っている。
そだよね~
橋爪さんの本はまとまっていていいです。
お薦めの一冊。
「人間なら、宗教を学びなさい。」
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