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2014年3月20日 (木)

ロシアもまた辺境である

以前「世界は傾斜している」で中心世界と辺境世界の関係性について説明しました。
日本は中華世界から見ても西洋世界から見てもまごうかたなき辺境です。
ところで、日本の他に主要国で辺境に位置する国があります。

ロシアです。

ロシアは西洋世界の辺境に位置し、そのようにあります。
20世紀後半、ソビエト連邦時代東側の雄として存在感がありましたが、中心世界の対となる辺境世界でした。
多数の衛星国家を従え、核兵器や宇宙開発で米国の向こうを張っていましたが、中心世界ではありませんでした。

日本が20世紀前半もう少し上手に立ち回っていればこうなったであろうという立ち位置ともいえるかもしれません。
ちょっと夢想を入れてみました。

さて、ロシア。
辺境世界なのでいろいろ言われます。
ソチオリンピックでも「英語が通じない」と言われました。
日本も第2次東京オリンピックに際しての問題点で「英語が通じない」というのが挙げられていました。
中心世界主義者にとっては自明なのことなのでしょうが、辺境世界側から見れば中心世界の言語が通じることが何故自明なのか全くわかりません。
価値観の押し付けもいいところです。

そして今回のウクライナ問題。
どの国どの勢力の言い分が正しいかなど全く不明です。
明らかなのは、中心世界(欧米)が認めればクーデター政権も合法で、認めなければ住民投票も違法とされるというところです。
合法か違法かを決めるのは中心世界たる欧米で、欧米の論地が世界秩序(world order = 世界への命令)になるのです。

故に現在世界秩序に反抗しているロシアは悪という構図になります。
そしてプーチン大統領は悪の親玉という位置ですね。

非常にわかりやすい。

では日本についてはどうするか。
やえさんのサイトで「ウクライナ問題も日本は日本の国益を最優先に」が取り上げられているので一読をお薦めします。

日本はウクライナ問題には関係なく、中心世界につくか辺境世界につくかという立場にあります。
第一に、中心世界に反抗するというのはありえないです。
第二にロシアを完全に敵視するというのもありえないです。

米国の外交姿勢は誰からも下手くそという評価ではありますが、とりあえず”正論”で展開しているのと世界秩序(中心世界の優越)を謳っているので、たとえ正義がロシア側にあったとしても中心世界、この場合は米国の動向を注視しないといけません。

中心世界こそルール(rule = 支配する)な状態なのでルール違反は難しい、ということです。

ロシアは中心世界に反抗している状況です。
とはいえ中心世界が表明しているのを真に受けてロシア批判をするのは下策でしょう。
中心世界はルールする存在なので、いつはしごを外されてもおかしくありません。

日本はとても難儀な立ち位置にあります。
立ち回りを間違うと次の贄になる可能性があります。

また、もう一つの中心世界、中華を視界に入れておく必要があります。
こちらは日露協調がなくなると同時に仕掛けてくる可能性があります。

シリアの時はロシアと組んで上手く立ち回ることができました。
しかし今度はロシアが当事者なのでかなり難しいことが予想されます。

中心世界が常に正しいとは限りません。
しかし辺境が正義を語るには、まだ人類社会はちょっときつい。

悪名を蒙らないようにしばらくは泳ぎきらなければなりません。
いろいろ大変です。

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