【しろぎつね仮説】新聞テレビと中心主義
なんとなく印象として政府は民間人を押さえつけるもの反政府は民間人を助けるものという形式美を感じる人が少なくないと思います。
しかしそれは中心世界だと成り立つ話、辺境世界ではそんなに単純ではありません。
辺境世界では反政府のうち、ある割合が、場合によってはほとんどが中心主義となっていることが多いのです。
すなわち、辺境の民間人を排除する方向にいきやすいのです。
中心領域の反政府あるいは左翼は建前としてもきちんと民間人の方を向いています。
もちろん例外はありますが。
辺境領域の反政府、左翼は中心主義であるので辺境の民間人の方へは向かいません。
民間人のことなど、いわばどうでもよいように見えます。
さらに、民間人が政府を支持するならば民間人ごと中心世界の敵とします。
実に辺境世界の、例えば労組が組合員従業員ではなく中心世界の方を向いているのはこの理由によります。
だから彼らは社員を守る活動より政治活動に重きを置くのです。
このように辺境世界の労組、教組、革新政党、新聞、テレビ、ほとんどが中心世界を向いています。
辺境の民間人を守る者はいないか、いても潰されてしまうこととなります。
中心世界と違って辺境世界では本来民間人の味方であるはずの反政府、左翼といったものが、民間人の敵対勢力となってしまうことが多いのです。
これが新聞テレビの少なくないものが反日に見える理由のひとつです。
別に反日とか親中とか親韓とか本人は思っていない、単に中心主義なだけなのです。
辺境世界における反政府の運動は留意する必要があります。
それが反辺境世界に根ざしていることが多いからです。
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