【しろぎつね仮説】経営改善は企業ゴロか
3月6日の記事でCNNの"株主価値の最大化が「最も愚かな考え」である理由"を取り上げました。
そのコメントとして株主価値の最大化を求める行為というのはいわゆる企業ゴロと同じになるのではないかと書いてみました。
今おそらく日本だけではなく世界中で経営者の人々が組織や人員の適正化とか業務効率の改善とかコストの見直しとか行っていると思います。
ところがちょっと待って欲しい。
組織や人員の適正化とは人員整理や解雇であり、業務効率の改善とは賃金の削減や労働時間の増加、労働強化に流れてしまうのがほとんどで、これは労働基準法に触れるかどうかというものです。
そしてコストの見直しというのは下請け価格の削減を意味することが多く、当然下請法に触れる可能性があります。
売上増加についても、独占禁止法に突っ込むかトラスト法やダンピング法に挑戦するか贈収賄すれすれの白刃の上を歩くか、とにかくろくなことになりそうにありません。
厳しいことを言えば経営者のこうした努力が法律違反や脱法行為の呼び水になっているという言い方もできます。
悪いことができないように法の網が細かく展開されているのであんまり文句は言えないのですよね。
昔の悪意の企業ゴロと違って、会社を良くしようと思って行う善意の企業ゴロなので厄介です。
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