【しろぎつね仮説】演習問題・その3
これまでは基本的なものを挙げていましたが、もう少し技術的な手札の組み立てを示していきたいと思います。
これまで紹介しましたしろぎつね仮説での定義を列記します。
・第一列~行政
・第二列~民間人
・第三列~軍事
・第四列~商業・経済
・第五列~通信・情報
今まで見てきたように、ある領域における商業活動の自由(権益)を確保するには、行政のお墨付き(又は行政からの自由)があれば足ります。行政が他からの影響を排除するためには武力(軍事力)の保持が必須となります。
独立という動きを観察してみましょう。旧行政(白1)、旧軍(白3)などからの影響を受けない状況です。新行政(黒1)が独立区内での自由を保証し、新軍(黒3)は黒1が執行する場を担保します。
他国の一部を独立させ、所謂傀儡国家にすることもあります(その後編入することもあります)。およそ黒1(新行政)を赤1が手助けし、黒3(新軍)を赤3が手助けします。なお、赤3と白3が直接交戦する場合は通常の戦争となります。
商業プレイヤーにとっては行政からのお墨付きではなく、行政からの自由というのも重要です。例えば海賊(山賊)の支配地域というものを表すと下記のようになります。行政(白1)を排除し、軍(白3)の攻撃に耐え、経済的に域内(白2)を排他的支配下に置きます(白4の排除)。
例えばこれが発展すると、旧軍(白3)を打ち破って独立するとか、旧行政(白1)も併呑して新しい政権を打ち立てるとかになる訳です。歴史的には頻発するパターンではないかと思います。ここで黒p3は軍事組織の萌芽と捉え、準三列と表現します。主体が黒p3の場合もありますし、黒4が本来の主体の場合もあります。
次はまた別の組織体に注目した演習を考えたいと思います。
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