【しろぎつね仮説】演習問題・その2
国際関係になるとプレイヤーが増えて複雑になりますが、なんとか簡便に説明できればと思います。
おさらいですが、しろぎつね仮説での定義をもう一度列記します。
・第一列~行政
・第二列~民間人
・第三列~軍事
・第四列~商業・経済
・第五列~通信・情報
必要があれば、その都度新しい定義を追加していきます。
さて、前回も書きましたが争いの原点あるいは力点は物資又は金銭です。所謂「世の中銭」の世界です。
この世界、ある領域の商業プレーヤーが他の領域で活動する時、どのような形になるか。
赤4が白4に対して買収・合併(M&A)を仕掛けることで、他の領域での商売を有利に進めることができます。
外交とか軍事圧力とかも有効な場合が多いです。赤1が白1(行政)に外交圧力をかけ、それでも足りなければ赤3が白3(軍)を無力化して白1(行政)を動かします。この手続きにより赤4は商業上の優位を得ます。
情報で攻める手もあります。黒5(情報・通信)を用いて白1(行政)を誘導し、白4を制限します。これにより赤4は有利な立場を得ることができます。
政権交代を誘発して状況を変更する手法があります。白1が最初から赤4と敵対していることを除けば、国際間においても域内での争いと同じ形になります。黒1(新行政)が白1(旧行政)を駆逐することにより白4を制限します。黒5(情報)の援軍も重要です。
クーデター又は傀儡政権を用いた戦略は奥義に近いものがあります。黒1、黒3、支援に黒5を用いて白1(旧行政)、白3(旧軍)を駆逐します。黒1(新行政)が白4を制限することにより、赤4が自由を得ます。関与の濃淡にもよりますが、赤1が表に出れば内政干渉、赤3が直接行動を起こせば軍事侵攻となります。
攻撃側だけ示していますが、防御側もこれに準じて行動することになります。
次はもう少し別の動き方の演習を考えたいと思います。
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