【しろぎつね仮説】演習問題・その4
もっと別の組織体について扱っていきます。
これまで紹介しましたしろぎつね仮説での定義を列記します。
・第一列~行政
・第二列~民間人
・第三列~軍事
・第四列~商業・経済
・第五列~通信・情報
・準三列~海賊・山賊
前回行政からの自由ということで海賊(山賊)を取り上げましたが、あれはアウト・ロー、つまりわざと法律の外に存在するから自由なのでした。法律の中での自由となると、まず信教の自由を掲げるものが多いと思います。
宗教国家ともなれば、行政からの自由どころではなく行政に影響力を行使できる立場にあります。ここで白r1は宗教を表し、準一列と表現します。
荘園になると、一種の独立国の様になります。行政(白1)も軍(白3)も容易には手を出せません。域内経済は黒r1と黒4の支配下にあります。
宗教が軍事力を有する場合もあります。僧兵とか傭兵とか歴史上多数の例があります。政権(白1)の指示には従いませんし、それどころか宗教側から調略が行われ、政権運営の方が危うくなる場合もあります。「賀茂河の水、双六の賽、山法師、是ぞわが心にかなわぬもの」(平家物語、白河法皇)の言は有名です。
さて、宗教が国際的に展開する場合相手国に布教しに行くことになります。政権(1)から断られたり宗教が浸透しにくかったりした場合、反政府(黒1)や武力集団(黒3)と協力して、宗教(r1)を推進したりあるいは政権自体を交代させたりします。
また他国を改宗させながら拡大する様式の集団は、例えば下記の様に表されます。
次は別の事例の演習を考えたいと思います。
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