ブラック企業とか外国人労働者とかに対する経済学者の回答ですよ
ラジオビジネス塾というのがNHKラジオ第2で放送されています。
http://www.nhk.or.jp/r2bunka/business/1407.html
講師は明治大学の飯田先生。
番組の中で「変わらなければならない企業」という回がありました。
これまで失業率が高い時代が長く続きました。
この時代、人を安く使うというマネジメントが流行しました。
今度は人手不足の時代に入ったようです。
人は原材料の一部であるという考え方から、人は企業を構成する一番重要なパートであるという、人を中心とした経営を考える必要があるようです。
現在の人手不足による経営環境の悪化、コスト高に対して、移民や外国人労働者を受け入れて欲しいという経済界の要望がありますが、この様な安直な移民政策というのは問題が大きいです。
人を原材料とみなす経営を続けるためには安い労働力が必要であるとする考え方ですが、外国人労働者といえど無限に供給できるわけではないし、相手は人間であって原材料ではないのです。
たまたま景気が悪い中で可能であった使い捨て型の経営を続けようとするのは安易な解決法です。
これからは人と人とのつながりが鍵になる。
これからの労働者不足の中では、人を大切にしないと労働者を確保できません。
不況の中、原材料とその仕入れコストという観点で見てしまいがちだった労働者に対して、これまでのように乱暴な労働者管理を続けている企業は、早晩人手を確保できないという理由で継続できなくなるでしょう。
以上が放送の内容のほぼ半分くらいですが、どうでしょう。
なんか最近思いつくニュースが多いですね。
さて企業経営者の皆様、経済学者にダメ出しされているという自覚はありませんか?
« 戦争は既に始まっている? | トップページ | 敵を倒しても敵の敵が出てくる。そんな話 »
コメント