「レアリア I」(雪乃紗衣)
未来に待つのが、奈落で笑う、あなただとしても。
帝国と王朝が長年争う世界。帝国の軍事を担う魔女家当主・オレンディアの元に育った少女・ミレディアは、幼い頃に森で拾われた身。彼女は森で出会った青年・アキのことをずっと想ってきた。が、その念願の再会は、やがて世界に悪夢をもたらした。今、17歳となったミレディアは魔女家名代として、仲間と帝都に向かう。両国の休戦、時期帝国皇帝候補の後見、そして、愛する彼を殺すために。
彩雲国物語で一世を風靡した雪乃紗衣さんが、今度は西洋風ファンタジーで登場です。
前作から体言止めとか、崩し文体とか、詩的な書き方がアクセントでした。
本作ではさらに進んで、詩的な部分が大躍進といった感じです。
それだけに作者のリズムに乗らないとしんどい気もしますが。
ともあれ、面白い。
しかし、新潮文庫もラノベに手を出す世の中か。
面白いからいいけど。
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