「ゼロから始める魔法の書II アクディオスの聖女<上>」(虎走かける)
<あらすじ>
【ゼロの書】がもたらす魔法の恐怖は、まだ終わっていなかった……。
人々が”魔法”の存在を知らない時代。世界を滅ぼしかねない魔法の指南書【ゼロの書】を生み出してしまった魔女ゼロ。その危険な魔法書に、複写本が存在する可能性を知った彼女は、獣の傭兵とともに魔法拡散を防ぐ旅へと出発する。
大陸の噂と富が集まる海路の重要拠点・クレイオン共和国を訪れたゼロと傭兵。彼らは”神の奇跡”で民を病から救うという、美しき聖女の噂を耳にするのだった。
きな臭い”神の奇跡”にゼロの魔法が関わっていると踏んだ2人は、市民に崇められる聖女を追い、広大な湖に浮かぶ聖都アクディオスを目指すのだが――。
イラストレーターしずまよしのり氏が描くゼロの風貌から「ぜかまし」と省略される本シリーズ。本巻はやっぱり「ぜかましII」というべきものか。
さて、今回もゼロと獣の傭兵を中心に物語が回ります。
ゼロや傭兵を始め、登場人物が全てかっこいい。
ジュブナイルと異なり、ライトノベルは人は死ぬし大人な場面はたくさん登場しますが、ファンタジーの雰囲気はよいものです。
2巻の言葉選。
人間は狩猟する生き物だ。向かって来られると怯むが、獲物が逃げると追うようにできている。 |
だから読書はやめられない。
« アジアリポートは上海から | トップページ | YRAラジオヤマト#06 »
コメント