ワールドネットワークはロサンゼルスから
【NHKラジオ第1(12/19)深夜+朝】
◆WN アメリカ・ロサンゼルス 二見文子
一つ目はクリスマスの話題。
ロサンゼルスの街はクリスマス。
お菓子の家にサンタクロースがいて、子供たちは膝に乗ったり話しかけたりプレゼントをもらったり。
けれども人がたくさんいるので列に並ぶのが難儀。
さて、列にじっと並んでいられない自閉症などの子供たちがいます。
その子たちの為に、某所のクリニックでサンタクロースが活躍。
このサンタさんはお子さんが自閉症ということもあり、役を買って出たそうで。
いろんな行動をする子がいますが、まあそこはそれ。
この子たちにとっても良いクリスマスになったことでしょう。
二つ目はマラソンの話題。
よく晴れているのでカリフォルニアはマラソンが盛ん。
最近はクリスマスが近いのでサンタクロースのコスチュームで走ったりする人はざらにいます。
ロサンゼルスと言えばLAマラソンが有名。
来年3月は30周年らしいので盛り上がると思われます。
◆ワールドリポート ロンドン
石油価格下落の話題。
いつの間にか石油価格が1バレル50ドル台まで急落した石油市場。
ヨーロッパや中華の景気が落ち込んだことと、それにもかかわらず産油国が減産を見送ったことで価格が下がったようです。
この前まで1バレル100ドルを超えてたので、半額ですから穏やかじゃない。
これで産油国であるロシアのルーブルが下落するなどいろいろ影響が出ています。
減産を見送ったのは産油国の盟主サウジアラビアが、石油価格をわざと下落させて米国のシェールオイルを採算割れに追い込もうとする計画ではないかとの声も聞かれます。
しかし、原油価格の低下は産油国にとっては厳しく、ロシアの他ノルウェイ、メキシコなどの産油国への投資が鈍化し、さらに鉱物資源国のオーストラリアやブラジルへの投資にも影響が出ているとか。
こうなるとヨーロッパや中華の景気が更におかしくなる悪循環になるのではと懸念されています。
サウジアラビアがどこまで減産を我慢できるか。
◆ニュースアップ
これに対して、原油安の思わぬ恩恵を受けているのが日本。
ガソリン価格は下落し、この冬の灯油代も下がっているらしい。
電力料金も下がるだろうし、まさに神風。
疲弊した地方企業や中小企業がこれを機に回復できるといいのですが。
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