経済もみんなからきらきらした目で見られていた時代があったよね
【NHKラジオ第1(1/12)朝】
◆ワールドリポート パリ
フランスでのテロに対するデモの話題。
デモへの参加者は少なくとも130万人とも噂されています。
テロに屈してはいけないということとフランスの連帯が叫ばれています。
一部でイスラム教への攻撃も見受けられる中、オランド大統領もテロとイスラム教は関係ないと述べるなど、あらぬ方向に行かないよう心を砕いている模様。
さて、どこへ落ち着くか気をつけて見ていかないと。
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しろぎつね
人々の生活を支えたり社会を運営するのに必要なのが、食糧や物資そして金銭。これを社会の下働きとしてではなく独立して担うようになったのが商家。
さくら
これはわかりやすいわね。
しろぎつね
商家は経済が発達し都市化が進むと、化ける。
人々と社会に多大な影響を、って支配すると言ったほうがいいか。有名なところではメディチ家とかあるよね。あれは元薬やって名前だし。
さくら
確かに大商人って貴族的なイメージがあるね。
しろぎつね
同時に金の為なら何でもするイメージもあるけどね。
ともかく、20世紀の後半ものすごい変化が起こる。世界の人口の急増とそれに伴うとてつもない都市化だ。国によっては都市人口が農村人口を逆転してしまったところもある。
さくら
何が変わったの?
しろぎつね
人々の生活のみならず、政治、宗教、軍事、全ての問題が経済中心で語られるようになった。誤解しないでほしいんだが経済を議論するのは大切だし無視すると大変なことになるので、言っておく。そもそも古代以降は経済抜きで語るのは不可能なんだが。
さくら
まあ世の中銭や、って言い切る人は昔から多かったわね。
しろぎつね
ま、まあそんなところだ。
20世紀、宗教もダメ、軍もだめ、政治もダメとなったとき、二つの星が輝いた。資本主義と共産主義だ。なんと経済が政治、軍事、宗教を導くという未曾有の状況が出現した。一国じゃない人類社会を巻き込んでだ。
さくら
確かに第二次世界大戦前後で違うわね。
しろぎつね
うん。
経済発展、富国強兵が国主導でなく経済主導に変わってしまった。
ここで商家を祖とする経済のあり様を第四列とする。
この第四列が新しい希望、人々は経済に期待したのだが…
さくら
過去形?
しろぎつね
まず、公害などの問題で人々の期待は裏切られた。重商主義による人を人とは思わない扱いがあらためて認識された。経済危機が何度も出現して資本主義は完全じゃないと誰の目にも明らかになった。一方の共産主義は、言うまでもなくあまりに経済に暗かった。経済のあまりの闇の深さに、人々は愛想を尽かし始めた。
さくら
経済も政治、軍事、宗教と同じで人々から冷たい目で見られるようになったということかしら。
しろぎつね
まず、間違いなく。あるいは既に、かな。
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