「求道者(ぐどうしゃ) 愛と憎しみのインド」(佐々井秀嶺)
岡山の山奥の出のお坊さんがインドに渡り、
インド建国の賢人アンベードカル博士の後を継ぎ、
インド仏教界の再興に奔走し続けた。
確かにインドの仏教徒は一億人を数えるまでになった。
しかし、ヒンズー教至上主義の風の中、苦闘する。
また、インドではヒンズー教でも仏教でもイスラム教でも、
その中にカースト制度のくびきが色濃く残る。
ヒンズー教から仏教に改宗してもなお、血縁の問題が引きずる。
その中で苦闘してきた著者の、慈しみと諦念の物語。
「いろいろ問題は絶えませんが、
しかし、まあ、インドは面白いや。」
(著者)
« 「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 ソード・オラトリア2」(大森藤ノ) | トップページ | チュニジア、中国、スイスの話など »
« 「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 ソード・オラトリア2」(大森藤ノ) | トップページ | チュニジア、中国、スイスの話など »
コメント