ウエストミンスター宮殿の改修に1兆2千億円とか
日本社会のお互い様とか相手に迷惑をかけないというのは経費(コスト)最少を狙ったもの。
社会の運営に金がかかり過ぎるとそれだけで徴収運用果ては横領贈収賄の問題が出てくる。
何でも合理化すればいいという問題ではない。
この話題は多少松下幸之助氏から借りた。
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◆ラジオ深夜便
◇WN ワシントン 山崎一民
2020年から新紙幣が発行される話題から。
現行の米ドル札の肖像画は全て白人男性です。
今度の新しい10ドル札の肖像画に女性を起用しようということになっています。
候補者は女性運動家とか大統領夫人とか。
候補者の一人、ルーズベルト大統領夫人が戦時中に日系人を強制収容所に入れることに反対していたとは知りませんでした。
◆マイあさラジオ
◇ワールドリポート ロンドン
ウエストミンスター宮殿の改修の話題。
ビッグベンやイギリス議会を含むウエストミンスター宮殿はずいぶん歴史がありますが、1870年に再建されて以来大きな工事はしていませんでした。
世界遺産にも登録されていますが、さすがに老朽化が激しくなって改修することに。
それで、費用なのですが、議会が6年間どこかへ引っ越してくれたら改修期間6年で日本円で約7千億円かかります。
議会が引っ越しせずにそのまま使い続けたら改修期間は32年、費用は1兆2千億円かかるとの試算です。
これを期にロンドンから議会を分散させようという意見や、チャーチルも演説した歴史と由緒ある場所から動くのは反対という声まで。
2020年までには何も動かないということですが、さてどうなるのか。
◇ニュースアップ
米中協議の話題。
以前は米国も中国に気を使って融和的な言動をしていました。
最近は中国のやり様が気に入らないのか、質問を投げかける形になっています。
対する中国も米国の矛先をかわすことに心を砕いているようです。
例えば過去には、ヒラリー・クリントン国務長官(当時)が中国のことわざを引用して、一緒の船に乗っているんだから対話しましょうみたいな感じだったのが、今は中国が同じことわざを出して米国も同じ船に乗っているのだからそんなに責めるように言わなくても、という使い方をしています。
9月に習主席が訪米するのでそれまでは事を荒立てたくないということもあるみたいです。
まあ、いつまで猫をかぶっていられるのかは知りませんが。
◇ワールドリポート 北京・中国総局
続いて中朝関係の話。
張成沢氏の粛清以降冷え込んでいるように見える中朝関係。
政治の方面では冷えていて、北朝鮮のマスコミでも中国の動静を報道することはめっきり減ったみたいです。
経済の方は引き続き中国との関係は強いです。
ただ、中国一辺倒の経済から脱却したいようでロシアとか日本とかにも粉をかけています。
中国に対するカードとして使っているのか、本当に経済的に多面化を模索しているのか。
どうなんでしょうね。
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