知識人、世界市民の絶望と希望
知識人、世界市民は
自分たちが辺境の民であることに
絶望しているのだ。
中心世界、帝国世界にはかなわない。
いっそ、中心世界、帝国世界に生まれたかった。
それがかなわぬならば
中心世界の仲間になって
帝国に支配される辺境民という立場から逃れたい。
中心世界の仲間となるために
辺境世界の同胞とは違うことを示そう
中心世界の理を至上としよう
中心世界から褒めらることは知識人、世界市民としての喜び。
辺境世界の同胞から非難されることこそ、
中心世界に受け入れられるための道程。
辺境世界の同胞から嫌われるほど、中心世界に近づくはず。
そして知識人、世界市民は
自分たちが辺境の民であることの絶望を
辺境世界の同胞から非難され
中心世界の人々から褒められることで
希望に変えていく。
それは悲劇だろうか、喜劇だろうか。
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