同志社大学長選の件のfinalventさんのブログを読んで
◆同志社大学長選の村田晃嗣氏落選で「もや」っと思ったこと: 極東ブログ:
http://finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/2015/12/post-f787.html
finalventさんのブログから。
同志社大学の村田学長が衆院特別委員会の公聴会で安保法案に賛成の意見を述べ、同大学の学長選資格者有志が村田学長を批判、学長選挙で村田学長が落選したという件である。
ざっと見て、同志社大学の件は、政権側に肯定的な学長を、政権側に否定的な主流派(A群)が、その対立軸として排除した形である。
図にするとこんな感じになるであろうか。
finalventさんの述べるとおり、大学内の選挙であるから公的には懲罰でもなんでもない。
しかしながら「文化的エリート層」という内的には懲罰として機能し得ることがわかる。
この図からわかるように、WSJの記者のいう「村田氏の日本人および米国人の同僚らは、懲罰を恐れることなしに専門家としての意見を公表できるよう村田氏の権利を擁護する国際的な書簡に署名するだろうか?」という問いには、簡単に答えることはできなさそうである。
村田氏と対立するA群はそもそも村田氏の権利云々以前の問題であるし、非A群は自らの存立を賭けた選択になりかねず、そして米国の同僚はそもそも日本の政権とは何のかかわりも無い。
finalventさんはどこかで同じように見えるけど実は違うカテゴリーを同じと感じたところからもやっとしたのかもしれない。
こんなもので説明できていればもやっとしないだろうから、多分違うと思うが。
あるいは、言論界で起こっている話題のように見えて、実は言論の自由とは別の次元で動いていることをもやっと感じたのかもしれない。
いや、こんな安っぽい小論で説明できたら苦労はしないから、やはり違うと思うが。
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