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2016年1月31日 (日)

「里海資本論 日本社会は『共生の原理』で動く」(井上恭介 NHK「里海」取材班)

 戦後の経済成長で荒れ果てた瀬戸内海、この内海を再生させようと地元の漁師や大学の研究者が長い時間と努力を重ね、今瀬戸内海は里海として復活しつつある。その里海の営みは瀬戸内海のみではなく近隣の中山間地、そして遠く離れた都会を越え世界中に影響を与えようとしている。

 「里山資本主義」という本を以前紹介しましたが本書は資本論。ちなみにその資本論が書かれ、環境と労働条件が悪化した130年前の時代、ユートピアとして描かれた姿の一つがそのまま里山、里海の風景だったのです。

 人手を加え海を育てそのおこぼれをいただく。この日本人にはなじみのある考え方が20年前世界の学会では総スカンだったといいます。世界では「壊れた自然を回復させるにはできるだけ人を遠ざけるべし」という考え方が主流だったからです。
 しかし「大昔には当たり前だったが、その後多くの人の記憶から消え、ヨーロッパなどでは今や完全に思い出せない信仰」が日本にあるという。その流れの一つが里海です。
 国際学会でひどいことを言われた日本人教授は、闘志を燃やして研究を進め評価をひっくり返します。世界の理解は進みSATOUMIはSATOYAMAと共に国際共通語になっています。

 宮崎駿のもののけ姫、千と千尋の神隠し、崖の上のポニョは里山や里海の概念からできているのがわかります。こうした宮崎作品の人気を見ても里山、里海というのが世界の人にとって懐かしい風景であることがわかります。しかし、これは単に懐かしいだけではなくこれからいくらでも展開していくことのできる風景なのです。
 この本は子供たちに残していける風景は作ることができることを感じさせてくれるものです。

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