フィリピンとの友好の歴史を知ろう
(NHK 2/2)
●ワールドリポート マニラ
日本とフィリピンの友好関係秘話。
先日天皇陛下が親善訪問したフィリピンと日本の間にこんな昔話が。
フィリピンの第2代大統領であるキリノ大統領の時、フィリピンで戦犯となっていた100人の日本兵を恩赦で帰国させたということがありました。
天皇陛下は今回ご訪問でこの事に関し感謝のお言葉を述べられています。
キリノ大統領にとってこれはフィリピンの発展の為には隣国である日本との友好が不可欠という判断でした。
日本はこの帰還に喜びましたが、フィリピンは大きな反発を生み出しました。日米の戦闘に巻き込まれて100万人とも言われる犠牲者を出したフィリピンでは大変な騒ぎとなり、キリノ大統領は次の大統領選で大敗することとなりました。
実はキリノ大統領自身も家族を日本軍に殺害されているのですが、戦後復興を見据え日本との友好を願ったのです。
今、キリノ元大統領の再評価の動きがあり、遺骨は英雄墓地へと移転されました。
フィリピンでは戦争のことは許すがこの悲しみは忘れないという人が大勢います。
日本ではフィリピンとの国交正常化までの歴史があまり知られていません。
いえ、日本では全ての国との国交正常化の歴史があまり語られていません。
悲しいけれど、未来へつながる希望の歴史でもあるので、日本で暮らす人は皆知っていて欲しいなと思うのです。
●ニュースアップ
どうなるミャンマー新政権。
ミャンマーの大統領選は上院、下院、軍議員でそれぞれ候補を選出して、最後に多数決で決めるシステム。
選挙で大勝したNLDから選ばれると考えられますが、代表のスーチーさんは現憲法では大統領になれないので、次にNLDの幹部が考えられますが皆老齢化してしまっています。
また、大統領になれないスーチー氏は大統領の上から指令する超大統領になってしまいそうで、そうなると民主主義との整合性も危ぶまれます。
いろいろ難しそうです。
●ワールドリポート ニューヨーク・アメリカ総局
チリ、アタカマ砂漠。
世界一の星空を持つこのアタカマ砂漠はALMA天文台など世界各国の天文台が集います。
ワインや鉱山など南米でも堅実な経済成長をしているチリですが、ここで問題が。
経済発展に伴い光害がチリでも起きるようになったのです。
この美しい星空を守ろうと、チリ政府も光害対策に乗り出しました。
ここはチリ政府やチリの人に頑張ってほしいところ。
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◇日本は、世界トップ10に入るバイク好き国。 https://t.co/TorTk8Ot8Y(zapaさんはTwitterを使っています)
https://twitter.com/zapa/status/694142341456621568
へえ。
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