AIがヒトラーを認める結果に慌てふためく大人たち
◆ヒトラーほめる人工知能、米MSがわずか2日で実験中止 ツイッターでの”実地訓練”裏目(産経)
http://www.sankei.com/economy/news/160325/ecn1603250022-n1.html
ヒトラーを誉めてしまったので再教育されるそうです。
◇人工知能がネット上で学習した結果「ヒトラーは間違ってない」とか言い始めたの、完全にネット始めたばかりの中高生と辿ってる道が同じで笑う。(ピカチュウさんはTwitterを使っています)
https://twitter.com/Otsdarva_28/status/713199898825338886
そういう見方もあるわね。
◇エヌ氏はAIが不適切な発言をした際、外部からの批判、攻撃的なコメントを学習し、発言を抑える機能を追加した。 翌日、AIは当たり障りのない発言をするようになり、やがて何もしゃべらなくなった。(和園さんはTwitterを使っています)
https://twitter.com/aen030/status/713178492678987776
そして星新一的な帰結へ。
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◆NHKラジオ(0325)
○WN アメリカ・ロサンゼルス 二見文子
二見さんはご主人の実家イギリスからレポート。
最初はレーガン元大統領のナンシー夫人が無くなったお話から。
ナンシーさんは21歳で女優としてデビュー、俳優のロナルド・レーガン氏と結婚、それからロナルド・レーガン氏がカリフォルニア州知事、米国大統領を歴任したので、ナンシーさんも8年間ファーストレディーとして活躍。
晩年はアルツハイマー病のご主人を一人で支えたりして評判が良かったのですが、現役時代は意外と酷評でした。
カリフォルニア州知事夫妻の時は公邸に住まずに近隣の高級住宅街に豪邸を借りて住んでいたりとか、大統領夫妻の時はお客さんの為といって食器を全部高級品に調度してしまったりとか。
一番有名なのは、レーガン大統領暗殺未遂の後占星術に傾倒してしまい、専門の占星術師を大統領官邸に駐在させたりスケジュールも占星術のものを割り込ませたりしたという、なかなかなものでした。
しかし、夫婦仲はとても良く、そのせいもあってカリフォルニアのレーガン夫妻ゆかりの教会で日本人がレーガン夫妻の夫婦愛にあやかって結婚式を挙げることが多いのだとか。
棺はご主人も眠るレーガン記念図書館に3日間安置されましたが、不便な場所にもかかわらず5千人以上が弔問に訪れたそうです。
人徳というものですね。
葬儀には政府関係者などなど総勢1500人が集まり、そしてシュワルツネッガー元カリフォルニア州知事の弔辞は「天国で再びお二人のラブストーリーが始まります」とのこと、すごいですね。
二つ目の話題は二見さんの職業、映画の翻訳字幕の話。
20年で100本以上日本映画の英語字幕作成を担当したということですが、米国ではほとんど上映されず、せいぜい単館で1週間くらいのものだとか。
日本映画で全国展開されるのはポケットモンスターやジブリ作品だということで、二見さんのお仕事で広く上映されたのはシャルウィーダンスくらいとか。
踊る走査線シリーズとか永遠のゼロとか清州会議とか寄生獣とか、日本では結構ヒットしたものの仕事しててもそんなに米国では上映されないんですね。
二見さんは映画というのはその国を知る重要なコンテンツであると主張されており、ほんとそのとおりだなとは思いますし、来日する外国人や外国の日本を知りたいひとの為に英語字幕がもっと活用されたらいいのに、というのも同意です。
ネットをみると毎週50本以上放送されているアニメが、かなりの割合で外国人がたぶん英語字幕付きで見ている状況を思えば、できなくはないと思うのですが…え、コンプライアンス?なにそれおいしいの?状態になるかな…
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