「銀河連合日本 I」(柗本保羽)
二〇一云年、日本国上空に、巨大宇宙船が飛来した。
その宇宙船は何故か日本にのみ興味があるようだった。
世界中が動揺する中、一人の中年男性が事態を切り開いていく…
ボーイミーツガールの物語。
これがとても面白くて、もともと「小説家になろう」でアップされていたものということで、続きが気になって本編だけですが一気読みしてしまいました。
★銀河連合日本(http://ncode.syosetu.com/n5084bv/)
第一巻は「交流」までですね。
本編+αで71章あるので大変…
数日間暇があれば読み続けました。
寝不足にもなります、ちゃんとした人はしないように。
この小説の構成は、
異星人とのファーストコンタクト
ボーミーツガール
宇宙ファンタジー
これを竹取物語で包んで
小説家になろうのようなネット小説の書き方、
それと架空戦記の小説の書き方で編んで
他に様々な小ネタを仕込んでできてると思います。
こんな幅が広くて高度深度が大きな小説をよく書けますね…
この小説を読んで思い出した作品は多々あります。
真鍋譲治のアウトランダーズ、ラピュタ、無責任艦長タイラー、超時空要塞マクロス、宇宙戦艦ヤマトといった面々。
あと21世紀の作品は多すぎて挙げられませんが、なんかそんな感じ。
そもそもこの作品がパロディーやオマージュを積極的に取り入れているから、余計そう思うのかもしれませんが。
極端に長いですが面白いです。
第二巻が初夏の発売だそうです。
全部となると、小説家になろうをみると本編だけでも全部で10巻、年4冊くらいと想定しても2~3年はかかりそうな代物です。
大変だ。
あと序盤をずっと読んでいると、これは漫画化やアニメ化は必至だなと思っていました。
キャッチーだし。
しかし段々展開上国際関係や国内関係で、これは二次元化はハードルが高いなあと思ったりもします。
変なところからいっぱい電話やメールが来るパターンだわ、これ。
この系統のお話一度は書いてみたいと思っているのですが、ここまで壮大なのをやられると正直萎えますね。
作者の経験値や交友関係の広さが凄すぎるので、仰ぎ見ることしかできません。
ともかく面白いので読んでみてはいかがでしょうか。
待ちきれない人はネットでも読めますし。
私は一応お布施みたいな感じで出たら次も買ってみようかと思っています。
« 岩田社長はほんとうに愛されていたんだな | トップページ | では共産党が無いコミュニストって無事に活動できるのか? »
« 岩田社長はほんとうに愛されていたんだな | トップページ | では共産党が無いコミュニストって無事に活動できるのか? »
コメント