中国の言論統制の話題とくっくりさんの記事とで雑感
◆NHK(0330)
○ワールドリポート 北京・中国総局
中国の言論統制とネットメディアの苦悩の話題。
中国共産党機関紙と政府系メディアに対して、習主席が「党と政府が主管するメディアは塔を代弁しなければならない」と発言、世論を正しく導かねばならないとしたそうです。
この流れで、党を批判的な記事を書いたメディアの人間がアカウント削除や拘束される事態に。
反体制への言論の締め付けが高まっているようです。
放送では、自由な言論の制限から革新的なビジネスが生まれるか疑問、厳しい政府の対応は市場参入を計画する企業にも波紋を投げかけそう、と言及。
といった話題がありまして、先日くっくりさんのところで
◆岸井・田原・鳥越・大谷・青木が安倍批判で鬱憤晴らしも、質疑応答では内ゲバ、「記者クラブ」を突っ込まれてグダグダに(ぼやきくっくり)
http://kukkuri.jpn.org/boyakikukkuri2/log/eid1861.html
この話題が出ましたので雑感を。
さて、C国の様子を図示するとこんな感じ。
C国の党・政府はきれいな統治を目指していて党・政府が批判されて社会が混乱することを避けようとしています。
ただ、この方式だとrole(社会に有用)な批判も疎外されます。
結果、党・政府をanti role(社会に有害)とみなす勢力が、反anti roleとなって、反政府に動き更に政府の締め付けが厳しくなるという悪循環が起きます。
きれいな統治ではroleな人材が制限されるのでなかなか全体の社会資本は増加しません。
そこで外資の導入が考えられますが、外資は安定しているわけではありません。
結果、社会資本を増加させるために国外領域への侵出(東シナ海、南シナ海、インド)あるいは国外領域からの収奪(アフリカ、東南アジア)を進めることになります。
C国指導部がこの方式を採る限り国内外との摩擦は出てきてしまいます。
きれいな統治を目指していながら、きれいでない結果が予約されているのは皮肉です。
次にN国ではリベラル系のマスメディアは図のように政府批判を行うことができて、それ自体はそれほど変ではありません。
ところがリベラルはあまりにも真面目に政府をanti roleとみなしているので、政府を支持する世間やネットまでもanti roleの一派とみなしてしまっています。
すなわち政府と政府を支持する人間を、人間とみなしていないのではないかと思われる様子がうかがわれます。
しかしこれではリベラルが一般から好かれるわけはなく、リベラルは何故自分たちが嫌われるかおそらくわかってないので、自分達を理解できない一般人をますます人間とみなさなくなり、リベラルだけでサークルを作るようになります。
そうしたリベラルが見る世界は、
これはC国の状況と同じになります。
だからリベラルが言う報道の自由の侵害、対外侵出の危険といったものは、実にC国と全く相似なのです。
リベラルはC国が行いそうな失敗をN国に対して忠告するという、なんだかよくわからないことをしているように見えます。
たぶん外国の人は?と思ったとこでしょう。
そして面白いことにリベラルはC国を批判していないのです。
何なんですかね。
説明の簡単のためにいろいろちょっと端折っていますのでご注意。
それにリベラルが無垢で純粋な人だけではないので、そこは頭の中で応用してください。
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◆NHK(0330)
○WN メキシコ・プエブラ 酒井美樹
メキシコの世界遺産の水道橋の話題。
アステカがスペインに滅ぼされた後に建設されたものですが、建設は地元住民の自弁で行われたそうです。
○ワールドリポート ブリュッセル
ブリュッセルのテロから一週間の話題。
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