ミンダナオでISがひゃっはーしだす危険性
◆NHKラジオ(0412)
○WN フランス・パリ 浅野素女
一つ目は、フランスの教会で30年ぶりにキリストの長衣が公開になった話題。
本物かという話題はずっとあるのですが、西暦800年からこの教会にあるのでそれだけでもすごいかも。
二つ目はイスラムファッションの話題。
頭から全身を覆う衣装なのですが、あるファッションメーカーが考案。
ところが、政府閣僚やらファッション界が女性の自由を奪う衣装だとか束縛する衣装だとか言いだして。
イスラム女性も今でもファッションをアレンジして着こなしているからと、イスラムファッションにはあまり注目していないみたい。
一方でイスラムファッションを認めるのはフランスが真に宗教の自由を行っている証とか、イスラムファッションを拒絶するだけというのもなんだか違うのではないかという意見も。
肩、胸、脚を出すのが女性の自由なのかというと何だか違う気もしますし、着物などの肩胸脚を隠すファッションが自由でないのかというと違う気もしますし、髪を隠すというのは烏帽子文化があったなあと思い出されますし、実際は議論が弱いのかも。
○ワールドリポート、マニラ
フィリピンは9割がキリスト教徒ですが、ミンダナオ島はインドネシアやマレーシアにも近く、昔はイスラム王朝があった関係からイスラム教徒の割合が高いです。
そんなミンダナオ島では、最近反政府勢力のうち最大勢力のモロ・イスラム解放戦線(MILF)と和平合意がなったばかりですが、政府の支援がなかなか始まらず不安定な状況です。
ここにMILF以外の反政府勢力がISと組んで勢力拡大を図っている図式が。
反政府勢力の勢力拡大というよりISの勢力拡大になっているな。
もっと悪いのは、MILFの幹部が政府の支援が遅れていることに腹を立てて、ISに鞍替えしてしまうこと。
こうなるとミンダナオ島が一挙にISの拠点化してしまう恐れも。
予断を許さないのは、現在フィリピンは大統領選の最中なのですが貧困対策とか汚職対策とかに神経を集中し過ぎていて誰もミンダナオ島のことを重視していないこと。
この時期にミンダナオ島に浸透しようとしているISにはしたたかな戦略家がいるとしか思えません。
フィリピン、大丈夫かなあ。
○ワールドリポート、ニューヨーク・アメリカ総局
民間企業が打ち上げたロケットが無人船に着陸した話題。
今後も研究開発が進めば打ち上げコストが安くなってもっといろいろなことが実現するかもしれません。
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