【雑談】謝罪至上主義、謝罪原理主義
悲しい事象について謝罪を求める声は多いのです。
あるいは謝罪によって悲しみが和らぐ場面もあるでしょう。
そうではありますが、半ば以上で謝罪という行為が無益となってはいませんか。
謝る方の誤り方が悪いとか、謝られる方が別の意図で許さないとか、理由は様々でしょう。
しかしここで問題となるのは外野です。
何らかの諍いで一方に肩入れし他方に謝罪を求めるというのが通例となっています。
政治的意図はこの際除外しますが、一方に肩入れし他方に謝罪を求めるのはある程度善意であるといえるでしょう。
正義を求めての行為であり、anti role(不正義)を罰しようという反anti role行為であるからです。
しかし、今まで言ってきたように反anti role行為は暴走し、容易にanti-anti roleとなり、最後にはanti roleとなってしまいます。
外野が、ついには強く非難する者となるのはこれ故です。
まさに謝罪至上主義、謝罪原理主義というべきものでしょう。
失敗したものを赦さないのは別に日本だけの宿痾というわけではないでしょう。
なお、非難される方についてそこまで非難しなくてもとか、そもそも非難が間違っているとして肩入れすると、先ほどの非難者がその肩入れ行為自体に対して攻撃的となり、二者の間でついに戦端が開かれ、場合によっては全面的な戦争となります。
幾度となく人類はこれを行ってきました。
人類のこの非効率な振る舞いを、いつかは克服することができるのでしょうか。
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◆NHKラジオ(0420)
○WN チリ・サンティアゴ 渕岡友美
チリはパタゴニアにある世界一美しい洞窟の話題。
日本からは地球の裏側ですが行ってみたいものですね。
○ワールドリポート、ヨハネスブルク
この前独立した南スーダンの話題。
政府勢力と反政府勢力との間で内戦状態。
避難民は出るわ、子供たちの教育環境は悪化し続けるわ、散々な状態。
近く反政府勢力の代表者と大統領が会談する動きがあるのが唯一の救いか。
○ニュースアップ
アメリカ大統領選挙の話題。
ニューヨークで勝ってそのまま進みたいトランプ氏。
トランプ派の切り崩し工作をして、党大会に望みをつなげたいクルーズ氏。
どうなるか。
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