「アルスラーン戦記 15 戦旗不倒」(田中芳樹)
アルスラーン戦記も第15巻目、いよいよ最終巻直前です。
今回はアルスラーン王最大の危機が続きます。
北東はチュルクから、西はミスルから、北はマルヤムから立て続けに攻められます。
東のシンドゥラが安泰なのが不思議なくらいに。
もちろん蛇王ザッハークの軍勢もディナーの前とばかりにやってきます。
ファンタジーとはいえ、よく凌いでるな。
そして皆殺しの田中のお時間です。
14巻までにアルスラーンの十六翼将のうち4人が去っています。
今回もみんな壮絶にフラグを立てながら戦っています。
そして、フラグの効果により2人の仲間が作者の毒牙にかかりました。
最終巻直前でくるのか、この組み合わせ。
アルスラーン戦記自体は面白かったのです。
でも、ところどころ話のつながりが不明なところがあったり、場面の展開が唐突なところがあったり。
最後に向けての話の進め方が乱れているように思ったのです。
十六翼将の残りは10人です。
どのような結末になるのか待ち遠しく思っています。
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