ベルギーの原発問題とか中国のウイグル問題とか
◆NHKラジオ(0608)
○ワールドリポート ブリュッセル
ベルギーの原発問題について。
ベルギーでは福島原発事故を受けて2025年までに脱原発すると決めたのですが、全電力の半分を原発に頼っていたことや代替エネルギーがなかなか進まないことから原発の運用を続けていました。
今回稼働40年になる原発の10年の稼働延長を決めたのですが、この原発は壁にひびが入っているのが見つかったりかなりな老朽化ぶりです。
この他にも老朽化した原発があり、ベルギーの周辺国では原発を停止するよう訴えていますがベルギーは応じていません。
電力の当てがないのに止められませんけどね。
さらにベルギーの原発はテロの標的にもなっていたとの話もあり、いろいろ穏やかではありません。
どうするんでしょう、これ。
○ニュースアップ
アメリカ大統領選、民主党の候補者争いはクリントン候補が過半数の票を獲得したと報じられました。
が、サンダース候補が負けを認めず、民意はこちらにあるとばかり選挙戦を続けています。
一応注目のカリフォルニアではクリントン候補が勝ちましたが。
サンダース氏の他にメール問題も抱えていて、クリントン候補にとっては難しい選挙戦が続くみたいです。
○ワールドリポート 北京・中国総局
中国政府主催の新疆ウイグル自治区取材ツアーの話題。
新疆ウイグル自治区は中国領の6分の1を占め、かつてはトルコ系住民しか住んでいませんでした。
1949年の人民解放軍の進駐から漢族が増え、現在はウイグル族が半分、漢族が4割といった感じです。
経済的には主要部を漢族が押さえていて、ウイグル族は就職口が限られ、経済格差が見られます。
宗教の自由という面では中国政府はイスラム教を許可しているからいいじゃないか、と思っている節がありますが、18歳未満のイスラム教での礼拝を認めないなど、インドネシアやアフガニスタンからの記者が唖然としていたという状況があります。
宗教の自由というものを本質的に理解していない様子。
その他、イスラムの男性といえば髭ですが、髭を生やしているとテロリストと間違われて当局に拘束されてしまうといったように、さまざまな場面でウイグル族を迫害している事象が見受けられるようです。
中国政府からしたら、それがどうした、という感じなんでしょうかね。
漢族以外を人間として扱う思想を持ってないのかしらん。
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