「天冥の標 II 救世群」(小川一水)
第2巻。
時代は戻って21世紀初頭。
この巻の主人公は国立感染症研究所の児玉圭吾。
話はパラオで謎の感染症が発生したことから始まります。
治療方法もなく次々死んでゆく感染者たち。
そんな中、圭吾が出会った患者、千茅は奇跡的に助かります。
しかし、千茅も、そして圭吾も幸せとは程遠い。
千茅はウイルス保持者として隔離されることとなります。
圭吾は感染症に立ち向かいますが、医師として誠実であろうとすればするほどどんどん不幸になっていきます。
そしてヒロインの千茅も、誠実であろうとすればするほど、周囲に裏切られていきます。
そして互いの正義と好意がすれ違うなか、圭吾と千茅の決定的に別の道を歩むことになります。
第1巻の医師カドムと謎の生物イサリの関係を彷彿とさせますが、関係あるのかないのか。
あと、第1巻で出てきた名前や単語が、関係があるのかないのか。
第3巻以降を読まないとわかりませんね。
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