「天冥の標 IV 機械じかけの子息たち」(小川一水)
第4巻。
今回は第3巻から少しだけ後のお話。
この巻の主人公は救世群のキリアン。
グレアの伴侶ルシアーノの弟です。
けれどもこの巻の主題は救世群ではなくラバーズ。
1巻で出てきましたね。
ある事故でキリアンがラバーズたちに保護されます。
ところがそこはラバーズとバージンポリスが抗争を繰り広げていたのでした。
翻弄されるキリアン達。
しかし、実はもっと酷い敵が彼らを狙っていることが後でわかります。
『惑星伝統の管理者』が派遣した倫理兵器、チェイストとロウフル。
性愛を生業としているラバーズを討滅するために出張ってきたものです。
このチェイスト、ロウフル戦で、ラバーズとアンチ・オックス、救世群のつながりが生まれます。
これが後の世に影響を与えるのでしょうか。
さて、ラバーズといえばラゴスですが、第1巻のラゴスと違ってなんだかひ弱です。
そしてなぜラゴスがラゴスになったかは、最後まで読むとわかってきます。
ちなみに第3巻とのつながりでいうと、アダムスの乗艦エスレルを建造したあのウルヴァーノこそラバーズの作成者だったというのは、まあなんかわかりすぎて困りますね(笑)
さて、次は第5巻です。
« 安倍ヘイターは、きちんとしないと頭悪く見えるよ | トップページ | マスコミの部数のために国民の生命と健康が失われるのは、マスコミの本意ですか? »
« 安倍ヘイターは、きちんとしないと頭悪く見えるよ | トップページ | マスコミの部数のために国民の生命と健康が失われるのは、マスコミの本意ですか? »
コメント