「天冥の標 VII 新世界ハーブC」(小川一水)
第7巻です。
この巻の主人公はアイネイア。
26世紀、救世群(プラクティス)の冥王斑ウイルス攻撃により20億いた人類は一部を除いてほぼ絶滅という状態に。
残ったのはセレスの地下に避難していた5万人の子供たちとわずかな大人たち。
そして、硬殻化したプラクティスたち。
地下世界に閉じ込められた子供たちは、やがて混乱の渦に巻き込まれ、さらに数を減じます。
何とか踏みとどまった彼らは、生きるために新たな物語を作ります。
ここにメニー・メニー・シープ、そしてハーブCが誕生します。
1巻の舞台、惑星ハーブCの植民地メニー・メニー・シープは太陽系外宇宙にあった。
その物語がこの巻で作成されます。
既にミスチフはプラクティスを取り込み太陽系をほぼ手中に収めています。
カルミアンはプラクティスの隷下にありながら、地下世界にも逃げてきています。
そして、ノルルスカインは観察者としてじっとしています。
何とか1巻に届きそうではありますが、これで300年間を持たせるのか…
8巻を見ないとなんともなりません。
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