「人口の世界史」(マッシモ・リヴィ-バッチ)
人口学と歴史人口学のマッシモ・リヴィ-バッチ教授が記した文字通り人口の世界史。
世界史の流れを人口学の立場から切り込みます。
著者はイタリア人ということもあり、ヨーロッパから新大陸への人口移動などの影響についてのまとめが詳しいです。
世界史の本としては訳者あとがきでも触れられているジャレド・ダイアモンド氏の著書などがありますが、リヴィ-バッチ教授が著した本書はもっと歴史人口学的な立場で書かれているので、どこまでわかっていてどこからが解明されるべきことかが整理されています。
こっちの方が派手さはないけど堅実で教科書的ですね。
人口の過去、現在、未来についてまとめられていますが専門書なのでとにかく読むのが骨でした。
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