シリア難民が増えるとシーア派が多数になるというのは気が付かなかった
◆NHKラジオ(0206)
○ワールドリポート
米国トランプ大統領が中東アフリカ7ヶ国からの入国禁止の大統領令を出しましたが、裁判所がこの大統領令を無効としたことからとりあえず以前の状況に戻ったところです。
この動きで難民がかなり影響を受けたようです。
ただ、とりあえず元に戻ったとはいうものの、トランプ大統領は裁判所の判断を是としていないので波乱はまだ続くかもしれません。
○ワールドリポート
ドイツでは日本より短い労働時間で日本より高い生産性を誇っています。
理由として考えられるのは会議時間の短縮化、残業時間を別の日の労働時間の短縮に適用できるなど、労働を監督する役所の厳しい目があるとのこと。
会社の労務管理が日本では明後日の方向に向いているということなんでしょうかね。
ただ、ドイツにも問題はあって、派遣社員の給料が正社員より40%低いという賃金格差があるのです。
ここらへんは日本と同じ感じがします。
◆ロシアのシリア調停策の裏の裏 - 田中宇の国際ニュース解説
http://tanakanews.com/170203syria.htm
記事全体の内容は一つの意見なのでコメントはしないでおきますが、中盤のところ、
<アサドの政府軍とイラン系軍勢は、内戦によって、ISカイダだけでなく、シリアのスンニ派全体を民族浄化(=難民化)する目的があり、内戦前にシリアの人口の7割だったスンニ派が、今や5割前後に減ったとされる。減った分の人々の多くは、難民としてトルコや欧州に移動した。>
よく知られているように、シリアは少数のシーア派(アサド政権)が多数のスンニ派を統治するという国勢だったのですが、内戦でスンニ派が難民として追い出され、今は半々にまで変わってしまったようです。
サウジアラビアやトルコといったスンニ派の国々とイランのようなシーア派の国がこのシリアの状況に矛を収めるというのはちょっと期待ができなさそうな感じです。
シリア難民を世界が受け入れるという美しい言葉の裏に、シリアからスンニ派を追い出して名実ともにシーア派の国にするという脚本がある可能性について、日本でももっと言及する人がいてもいいのではと思ったりするのです。
□【ざっくり解説】自由貿易と保護貿易について【VOICEROID】
http://www.nicovideo.jp/watch/sm30542005
世界にいろいろな意見の対立がありますが、ザクッとまとまっていてなかなかな作品。
これ作るの大変だろうなあ…
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