【しろぎつね仮説】中国のバブル崩壊は内因ではなく外因で起こるのか
◆【炎えるか?】日本は中国「以下」の中等国だ(最後までお読み下さい)(中田宏)
http://blogos.com/article/243052/
・伝統中国は大国であったし、現代中国も大国に戻る
・日本は大きさ的政治的に中等国となる
・日本が中国に対して優位だったのはここ100年ほど
・なお大国・中等国というのは一流国・二流国という区分とは異なる
Newsweek日本版の記事について中田宏氏が解説したもの。
最近よく見られる論調だが、「貨幣システムの世界史」(黒田明伸)を途中(第3章)まで読んでいて、伝統中国やインドの経済の大きさは西洋からの銀の流入が理由ではないかと思ってしまった。
すなわち;
・伝統中国とインドが経済大国だったのは、あるいは西洋が新大陸の銀を交換用通貨として15世紀から18世紀まで大量に供給したからなのか。
・決済用の銀が不足するとインドは占領、伝統中国には交換用商品として阿片を供給。このため経済システムが狂ってしまった。いわばバブル崩壊。
・21世紀になって欧米は再び現代中国とインドに大量の金融投資を行う。
・欧米の決済用の資本が不足すると、今度は何を使って決済するつもりなのだろうか。
・状況によっては経済システムが狂い、バブル崩壊のようになる恐れも。
・万が一バブル崩壊が起こるとしたら、中国の内因ではなく外貨という外因が最も大きな理由になるかもしれない。
ということを思ったのだった。
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