漢文は社会で役に立たないという人の「社会」は狭そう
◆「漢文は社会で役に立たない」と切り捨てる“意識高い系”の勝ち組へ あえて「ビジネスシーンで役立つ漢文」を考えてみた 安田 峰俊
http://bunshun.jp/articles/-/6375
<……しかしながら、カネ稼ぎの視点から漢文教育不要論を述べる人たちに教養的側面から漢文教育の意義を説く行為は、メールの添付ファイルもろくに送れない田舎のじいさん(うちの父である)にIoTや人工知能の魅力を説くのと同じくらいハードルが高い。
例えばラテン語とその古典文学が西欧諸語やその文化圏の基層にあるのと同じく、漢文や中国古典は日本語や日本文化の成立に密接に関係した構成要素である。これらの基礎的な知識は、日本人として自立した思考をおこなえる個人を育成する上で重要であり、リベラルアーツの一環として公教育で教えられるべきだ――。
などと小難しいことを真正面から主張したところで、ほぼ間違いなく聞く耳を持たれないだろう。>
金しか評価基準がない人種に教養の有用性を説いても馬の耳に念仏だろうね。
<彼らとの雑談で間をもたせて、それなりに人格的に信用してもらうために、いちばん安価で便利に使える道具が「教養」だ。この教養はそこまでハイレベルな必要はなく、高校で習う程度の世界史・日本史や古文・漢文の知識をちゃんと説明できれば、「日本人がそれを喋っている」という異文化ギャップも働いて、そこそこ面白がってもらえる模様である。>
ビジネスシーンでは教養がものをいう場面が多いと思うのです。
ビジネスマンで金以外の知識はいらないという人なんているのかしら?
教養がいらないと言っているビジネスマンは実はビジネスマンとして二流以下ということなのか?
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◆NHKラジオ(0307)
○ワールドリポート
フランスの美術館からドガの絵が盗まれて迷宮入りしてから8年。
その後バスの荷物の中から発見された事件。
謎が謎を呼びます。
まあ、黒社会の仕業ではあるのでしょうが。
○ワールドリポート
韓国ソウルでひっそりと営業を続けるスケート靴の職人。
ピョンチャンオリンピックでも活躍したトップアスリートの御用達。
オーダーメイドで作る大手がどんどん取り扱いを止めていったため、世界各国のトップ選手のかなりの人がここを頼っているのだとか。
もう足腰が悪いとのことで、老骨に鞭打って作業しているのだとか。
匠はどこの世界でも絶滅危惧種なのか。
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