シリアで正義はアメリカかロシアか
◆いまだにシリアでテロ組織を支援する米欧や国連 田中 宇
http://www.tanakanews.com/180307syria.htm
<オバマからシリア内戦の解決を頼まれたプーチンは、ISカイダを空爆するだけでなく、シリア政府軍が持っていた化学兵器を全て廃棄させた。2013年に東グータで化学兵器を使ったのは政府軍でなくアルカイダだったが、これと別に、シリア政府軍は化学兵器を保有していた。ロシアは、米国や国連も誘い、アサドに化学兵器全廃を了承させ、廃棄作業を完了した。14年以降、シリア政府は化学兵器を保有していない。
ところがその後も、シリアでは塩素系などの化学兵器が使われ、使われるたびに、地元の白ヘルメットなど(アルカイダ系の)人道団体が「アサドの政府軍のしわざだ」と主張し、米欧などのマスコミはそれを鵜呑みにして「アサドがまた化学兵器で市民を殺戮した」と喧伝し、国連や欧米政府はアサドを非難し、間抜けな欧米日の市民が白ヘルメットや難民支援団体(=アルカイダ支援機関)に献金するという馬鹿げた事態が何年も続いた。アサド政権が化学兵器を全廃したことは無視された。>
欧米・反政府側
表:アサド政権は独裁で悪役。反政府勢力は民主派で正義。武力攻撃や化学兵器を使うアサド政権は許さない。
裏:テロ組織である反政府勢力の自作自演。それを知っていて反政府組織(=テロ組織)を援助する欧米。アサド政権が崩壊して民主化という名の無法地帯にすることが目標。
ロシア・アサド側
表:アサド独裁政権を支援するロシアは悪役。
裏:テロ組織を駆逐するのをロシアが支援。政権側の化学兵器もロシアが廃棄させた。とりあえずアサド政権を応援してシリアの混乱を収めるのが目標。
見る方向によっていくらでも変わりそうな感じ。
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◆NHKラジオ(0308)
○ワールドリポート
ドイツで選挙後のメルケル政権がやっと発足。
そろそろメルケル氏も長期政権で国民が飽きてきたので次の候補選びになりそう。
○ワールドリポート
ピョンチャンで人気の食材の話題。
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