梅雨の季節の雑記
人が世の中の美しさを語るのを
社会の陰影を見捨てるのだと感じて
心を閉ざしてしまう
彼は、しかし、社会の陰影に心を寄せているのか
自分が世界から離脱したいという願い
その拠り所として利用しているのか
彼の心の叫びは、彼のもの
ただ、他人の不幸を巻き込んで叫ぶのは危ない
自分の不幸と他人の不幸を混ぜてしまうと
その酩酊感は、深いまま続く
利用しようとした他人の不幸に自分が飲み込まれる
自分が正しいのに、という感情だけを残して
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