「<どんでん返し>の科学史」(小山慶太)
~蘇る錬金術、天動説、自然発生説
科学の進歩発展は、旧説が新説に置き換わるものととらえられることが多いです。
しかし、一度は否定された説が改めて復活するということはあるのです。
4つの領域、錬金術、宇宙論、不可秤量物質、自然発生説でどのように「どんでん返し」をしたかを小山先生が語ります。
錬金術は卑金属を貴金属に変換するという夢のような技術ですが、その後錬金術はできないことがわかってきました。
ところが、その後核エネルギーを使うことで原子の変換ができることがわかったのです。
まさにどんでん返し。
生物の自然発生説も研究によって否定されましたが、「最初の生物」はいわば自然に発生したのではないかという考えにも突き当たります。
こんな楽しい科学の話題が語られます。
科学のちょっと変わった話を見たい人にはぜひ。
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