「日本史に学ぶマネーの論理」(飯田泰之)
明治大学准教授で内閣府の委員である飯田先生の本です。
古代から江戸末期までの日本の貨幣についての歴史的考察が書かれています。
貨幣発行益や改鋳と財政の関係などわかりやすい。
貨幣が国債と同じような政府負債だというくだりも、貨幣の別の側面を教えてくれます。
皇朝十二銭で始まった日本の貨幣制度は、中世の大陸銭の使用を経て江戸期の金銀銭体制になり、開国で相場が崩壊して一旦終わります。
21世紀、暗号通貨の発達で世界の通貨政策がどうなるか興味が尽きません。
なかなか面白い本です。
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