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2019年8月 4日 (日)

「中国古代の貨幣 お金をめぐる人びとと暮らし」(柿沼陽平)

 主に秦漢時代の貨幣について書かれた本です。
 プロローグで中国の出土品の真贋の判定が難しいというところから入るのはもうお約束でしょうか。
 よく教科書などで秦の始皇帝が貨幣を統一したとさらっと書いてありますが、そんな簡単なものではなかったようです。
 中国古代も貨幣はありましたが、銭が使われるところ、布帛が使われるところ、金が使われるところが時と場合によって違ったようです。
 日本でも訪問時には金封ではなく菓子折りですし、結婚式に千円札の束を使う人はいませんよね。
 いろんな考察が入っていて楽しいです。

 漢帝国は単一の貨幣システムではなかったが、柔軟な対応ができたためある意味強靭だったといえます。
 だからこそ前漢後漢の400年が維持できたのでしょう。
 そしてシステムの限界で崩壊を迎えたとの作者の考察です。

 そう考えると、後漢末に崩壊した経済を、例えば蜀の様な地方政権で諸葛亮が再構築して大国の魏に侵攻できるくらいにしたという話はかなりあり得るような気がします。
 面白いので一度読んでみるといいと思います。

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