「鳥と人間の文化誌」(奥野卓司)
鳥と人間、主に日本人との関係が歴史的にどう流れていたかを山階鳥類研究所の所長さんが語ります。
21世紀になって鳥の祖先が恐竜だという説が一般的になったり動物保護団体の活動で人と鳥の関係がまた変化したり時代による変遷はありますが、昔のこともまた違う意味で明らかになっています。
例えば江戸時代の人と鳥の関係も今の人々が認識しているものとちょっと違っていたりします。
そんな鳥と人間の関係を綴ったこの本は、いろいろ面白いエピソードにあふれていて読み物としても楽しいです。
秋篠宮殿下や黒田清子さんの話がさらっと書かれているのも山階鳥類研究所ならではといった感じです。
なお、秋篠宮殿下は鶏文化の論文を書かれていて、れっきとした専門家です。
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